横浜FCのトップチームは急きょ8月18日をオフとし、選手にはうれしい2連休となった。前節(明治安田J2第29節)・栃木戦(1●2)を落とし6連敗となってしまったことを受け、選手の心身の疲労を取るためのミロシュ・ルス監督の計らいだったようだ。多くの選手は家でゆっくり過ごしたようで、「先に言ってくれれば旅行とか予定を立てられたのに(笑)」と冗談交じりに注文を付ける選手もいたが、そこは指揮官の作戦勝ちといえる。
ともかくオフ明けの19日は「みんな良い感じの顔で来ていたし、練習もピリッとしていた」(市村篤司)と、やはりリフレッシュ効果はあった様子。中でも充実した表情を見せていたのは小池純輝。熱心なファンだというミスチルのライブに行き、「終わりなき旅」を聞いて、「この(6連敗の)状況に、めっちゃ胸に沁みた」のだという。「うまくいかなくても、次の扉をノックしなきゃいけないなと」、そう自らを奮い立たせ、連敗脱出のため次節・千葉戦へトレーニングに励む姿に、その努力が報われることを願うばかりだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/08/20 07:00