明治安田J2第22節北九州戦は4-2で勝利。今季の福岡ダービーでのダブルを達成した。4得点いずれもセットプレー絡みと福岡のストロングポイントをいかんなく発揮した形だが特に3点目、4点目の鈴木惇の直接FKは質の高いものだった。
しかし、今節・水戸戦ではその鈴木が出場停止。これには井原正巳監督も「キッカーがいないですからね。誰が蹴りますかね(笑)」と冗談めかしながらも悩ましい表情を見せていた。ただ、重要な選手を欠く状況だからこそ、「精度の差はちょっとはあるかもしれないですがそこはみんなでカバーしていく」とチーム一丸を強調していた。
「惇がいないところで出た選手が高いモチベーションでやってくれると思いますし、今、そういうチームにはなってきていると思う。誰が出てもチームのためにやってくれると思います。うまくみんなが一つにまとまってやってくれているなというところがあるので力にしたい」と井原監督は前向きに話していた。
(福岡担当 杉山文宣)
2015/07/10 07:00