前節・千葉戦(0△0)。初先発となった玉城峻吾は「守備もまだ戸惑いがあるが、試合中も声を掛けてくれて、少しずつ慣れていった」と振り返った。
前半は決定機の演出に絡んだが、67分に大ピンチを招く。自陣でバックパスを相手に奪われ、最後は千葉のネイツ・ペチュニクがペナルティエリア内で倒される。結果的にPKにはならなかったものの、いわゆる”やってはいけない”類のミスを悔やんだ。
「『やってしまった』と思った。後ろのパスで勢いを持ってインターセプトされるのは一番いけない。あの時間帯、0-0の緊迫した状況であれをやってしまった…。パウリーニョが後ろから来ているのは分かっていた。プレッシャーを感じてしまい、安易に味方に渡して取られた。自分で持っておくべきだった」
それでも最後は「自分の内容的にはダメだったが、負けたら順位が入れ替わる緊迫した試合に出たのは大きい」と前を向いた。「僕たち若手が主力を脅かすような」存在になるための強い決意とともに――。
(金沢担当 野中拓也)
2015/07/10 07:00