仙台は7月1日から4日まで、静岡県の「J-STEP」でミニキャンプを実施している。3日は視界が悪くなったり、ハモン・ロペスの髪型が変わったりしたほどの大雨に見舞われた。だがチームはこの条件下でも、これまでに培ってきたプレーの精度や動きの質の向上を目指している。
このキャンプで、巧みなボールカットや球際での強さを見せている一人が多々良敦斗。今季に松本から加入し、自身初のJ1を戦うが、ここまでの公式戦全試合でベンチ入りしている。
多々良が現在のテーマにしていることのひとつが“寄せ方”だという。「一人ででもボールを“取り切る”プレーを増やすために、いい予測からいい体勢で守れるような“寄せ方”を実践したい。それが、奪った後にいい攻撃につなげられることにもなりますから」と、さらなる成長を目指す。
なお、この説明をしていたところ、近くにいた金園英学が寄ってきたが、「彼のような寄せ方はできませんが……」と対応していた。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/07/03 18:16