2日、5日付でサラゴサへの完全移籍が発表された長谷川アーリアジャスール。3日の練習後、移籍の経緯と決断に至った理由を語った。
「(正式なオファーは)10日前くらい。昨オフも(サラゴサの)話はあるにはあったけど、具体的な形には至らなかった。今回、どういう評価で向こうがオファーをくれたのかは分からないけど、継続して見てくれていたのかな、とは思う。監督が(C大阪、FC東京で指導を受けた)ポポヴィッチ監督ということで、自分のことを話してくれたのかな、とも思う。『待っているよ』という話はもらった」
移籍を決断した理由については、「小さいころから海外でプレーすることは夢だった。2部だろうが、スペインはなかなか行けるリーグではない。こんなチャンスはそうはないと、素直に思った。サラゴサは1部にずっといた伝統あるクラブ。過去にもアイマールやディエゴ・ミリートなども排出している。年齢的にも、この夏か次が最後だと思っていた」と明かした。
一方で、「このタイミングでチームを離れることは難しい決断だった。C大阪をJ1に上げるために、という気持ちで戦ってきた中で悔しさも残るけど、このチャンスを逃したら次はいつ、という世界。(移籍しても)セレッソのことは常に気にしている。あとで笑って、『お前、あのタイミングで移籍するなよ』という話ができれば」とC大阪に対する思いや葛藤もにじませた。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/07/03 18:20