24日、週末の明治安田J1・1st第17節・川崎F戦に向けて戦術練習を行った鹿島の主力組には、青木剛の姿が見られた。
今年、33歳となる青木は、小笠原満男や本山雅志ら79年組に次ぐ最古参の選手となったが、いまだにその力は衰えない。92年生まれの昌子源や、94年生まれの植田直通が台頭し、広島からファン・ソッコが加入したチームにあっても、青木はここまでリーグ戦11試合に先発しチームを助けている。3-0で快勝した前節の横浜FM戦では、植田直通とCBでコンビを組み相手の攻撃を零封。今季二度目となる無失点試合を演出した。
今季リーグ戦においてはいまだ連勝がない鹿島。青木は「今季はまだ連勝がない。この間の試合はすごく良い形で勝てたので、これを続けることが大事だと思います。また、しっかり継続していけるようにしたい」と意気込んでいた。チームを代表するのは伸び盛りの若手と、鹿島を象徴する小笠原だが、それを陰日向に支える青木の存在もまた重要なのである。
(鹿島担当 田中滋)
2015/06/25 07:00