国際親善試合U-22コスタリカ代表戦のU-22日本代表に選ばれた川口尚紀。2014年1月のU-22アジア選手権以来、約1年半ぶりの代表招集に「うれしいです。チャンスがあればと思っていた。やっともらえた」と控えめに喜びを語った。
昨季は、チームでも代表でもライバルの松原健が右SBで躍動。同世代の活躍は刺激になる一方、悔しさもあった。「まずは試合に絡むことが大事」と努力を重ねると、今季は明治安田J1・1st第4節・川崎F戦から先発に。ナビスコカップ予選リーグ第4節・甲府戦(2△2)ではプロ初ゴールを決めるなど、ユースまでFWだった攻撃センスも発揮している。川口本人も「代表でも自分の良さをどんどん出してアピールしたい」と意気込んだ。
それでも「まだ1回呼ばれただけ。定着するのが次の目標」とリオ五輪を見据える。「まずはチームで試合に絡み、結果を残すことが一番の近道」と川口。浮き足立つことなく、日々努力を積み重ねていく。
(新潟担当 野本桂子)
2015/06/24 07:00