FC東京からスペインリーグ2部(来季より3部に降格)のCEサバデルに期限付き移籍をしていたMF田邉草民がクラブに復帰することが16日に発表された。
17日、早速東京・小平のクラブハウスに姿を表した田邉が、記者の取材に対応した。
「日本とはいろんな面で違う経験ができた。生活面でも練習に向けたコンディション調整も学んだ。日本に戻ってきても、いままで通りやらないといけない」
スペインでの2年間は刺激的だった。そこでは悔しさも手応えも感じた。
「最初はサバデルで活躍して、さらに他のクラブに行きたかった。でも難しさも経験した。スペインで成長していると思うけど、まずは日本で試合に出てみないとわからない。ただ、球際は最初は向こうでも遠慮していたのが、それが今はまったくなくなった。それは日本でも出していきたい」
ここから気持ちを切り替えて、FC東京で活躍する覚悟だ。
「もうFC東京でのプレーのことしか考えていない。まずは試合に出たい」
端正なマスクはそのままに、より無骨になった田邉が味の素スタジアムのピッチに立つ日が楽しみだ。
(FC東京担当 西川結城)
2015/06/18 07:00