前節・徳島戦(2△2)で勝ちきることはできなかったが、素晴らしい試合を繰り広げた讃岐。その大きな支えになったのが香川県から駆けつけた約1100人のサポーターの力だ。
試合直後、北野誠監督をはじめ多くの選手たちが“サポーター”という言葉を口にした。そんな中、岡村和哉は試合後にツイッターを通して感謝の気持ちを述べた。しかし、140文字では伝えきれなかった言葉もあるだろうと思い、あらためて話を聞いた。
「試合前、監督から“今日はアウェイじゃないから”ってロッカールームで言われました。その通りサポーターさんの後押しがすごかった。なので、結果はサポーターさんも悔しかっただろうし、“何で(引き分け)やねん”って思われても仕方ないと思いましたけど、試合後の挨拶に行ったら全くそんなネガティブな言葉は聞こえませんでした。だから、余計に“ごめんなさい”って気持ちになりましたし、あれだけ集まって応援してもらったのに本当に申し訳なかった。もしかしたら僕らより悔しい思いをしているかもしれないのに、僕らが下を向いていたら駄目だなと思いました。あらためてサポーターさんの愛情というか気持ちを感じました。去年、監督がテレビに出た時に言ってたんですけど、選手よりサポーターさんの成長が早い。“僕らはそのスピードに早く追いついて追い越していけるように日々やっていかなければいけない”って、徳島戦後のバスの中で本当に思いました。ツイッターは文字数の制限もありますし、書いて良いのかなと考えた部分もありましたけど、見てもらっている方もたくさんいるし、一人ひとりには伝えられないので書かせてもらいました。その内容に対して“お前さぁ~”とか悪い反応もあるかなと思ったけど、実際は“頑張れ”とか“楽しい試合だったよ”みたいな反応だったので感謝しましたし、同時にまた頑張ろうって思いました」
ツイッターをきっかけに岡村に話を聞いたが、全選手が徳島に帯同していただけに表現は違えど他の選手たちも同様の気持ちだろう。今節・長崎戦でも選手を後押しする素晴らしい応援に期待したい。
(讃岐担当 柏原敏)
2015/06/18 10:03