ここ最近、チーム事情もあり練習では右SBで起用されることが多かった田邉草民。「難しかった」とその感触を語るが、「コンディションを落とさないよう、それに気持ちを切らさないようにやってきた」。
20日、23日と続くナビスコカップは、代表組の不在もあってチャンスは自ずと増える。得意な前目のポジションでも、出る機会が訪れるかもしれない。ドリブラーが少ないいまの主力組だが、そこで出るなら田邉のドリブルなどはアクセントになるだろう。
ただ田邉本人は「ドリブルは、局面を見て、っていう感じ」と話した。
彼の展望はこうだ。
「どういうふうに自分が生きるかを考える必要があると思う。いま、速攻とかが試合で効いているので、そこも意識する。他の人の動きも見ながらいきたい。連係のところをうまくやれれば、チームも自分も生きる」
己の立ち位置を考え、チーム第一に。その先に自身の活躍があると踏んでいる。
(FC東京担当 田中直希)
2013/03/19 00:47