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　第２０回を迎える多摩川クラシコ。

　これまで派手な試合を演じてきたカードですが、中でも川崎Ｆに人一倍の対抗意識を燃やしているのが権田修一選手です。

「僕は川崎生まれなので、当然、フロンターレは思い入れが強いチーム。個人的に負けたくない」と今節に向けてキッパリ。等々力で行われた前回対戦では１－０でＦＣ東京が勝利を収めましたが、権田選手個人に焦点を当てると実はその試合がリーグ戦の対川崎Ｆ戦で初勝利。０９年からＦＣ東京のゴールマウスを守っていますが、「（チョン・）テセさんに決められているイメージしかない」と話す通り、４回対戦したリーグ戦では全て敗れ、勝利したのは０９年のナビスコカップ決勝だけでした。

「前回対戦から相手は監督が変わっているので、僕はそこに興味がある。風間さんのサッカーは、インタビュー記事を読んでいてもそうだし、実際に試合を見ていても、個人戦術の部分がすごく変わっていると思う。出ているメンバーも当然替っているし、チームとしてブレずに一つのことができている。相馬監督の下でも一つになってやっていたと思うが、タイプが違うサッカーをやろうとしているので、その部分はまた違う気持ちで臨まないといけない」

　現在の“風間フロンターレ”をそう警戒する権田選手。果たして、自身の背番号と同じ“２０”回目の多摩川クラシコの結果はいかに。