2年目のシーズンを送るユース出身の石井圭太。昨季はベンチ入りをすることはできなかったが、Jリーグ・U-22選抜の一員として明治安田J3の舞台を9試合経験した。今季もJ3で2試合に出場。ただ、チームでは開幕から控えメンバーにすら名を連ねることができず、悔しい思いをしていた。
しかし、前節(J2第12節讃岐戦/1●2)では、右SBの市村篤司が出場停止。そのため、J2初出場初先発の機会を得ることとなり、それは同時にユース出身者として2人目のJ2デビューを飾った瞬間でもあった。「ずっと準備をしてきた」という石井はチームのために奮闘。その姿はユースの選手達に希望を与えるモノだった。
「もっと試合に出てみんなが目指す選手にならないといけないなと思う」と、石井もユースの選手から目標にされるような存在になることを誓っている。このプロ2年目の生え抜き選手の活躍は、ユースで頑張る後輩達の新たな道しるべになったことは間違いない。
(横浜FC担当 松尾祐希)
2015/05/08 20:45