前節の千葉戦で愛媛移籍後初ゴールを決めた瀬沼優司。第8節での初ゴールと、やや生みの苦しみを感じたものの、これからゴール量産体制を築くべく調子を上げたいところだ。
しかし、その前に立ちはだかる今節の対戦相手・栃木は、瀬沼にとって昨季前半戦にプレーした古巣。ゆえに良くも悪くも瀬沼のことを熟知した相手であり、「阪倉さんはすごく相手を研究してくる監督。良さを出させないように対策してくる」と話す。その対策は瀬沼個人に対しても向けられるはずだが、「僕のことを気にし過ぎてやってくれたら、よりやりやすくなる」と意に介さない様子で、再びグリスタでプレーをすることに「すごく雰囲気が良くて好きなスタジアム」と喜びも。
栃木サポーターに対しては「ブーイングをしてもらっても良い。愛媛で頑張っているんだという姿を見せたい」と、いつもの柔らかい物腰ながら、その言葉は勝負に対する強い決意を感じさせるものだった。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/04/24 15:59