野上結貴の負傷離脱によって、急遽出番が訪れることになった楠元秀真はプロ初出場の試合で堂々たるプレーを披露。しかも、プロ初得点まで奪う初物づくしのデビュー戦だった。「デビューおめでとう。でもまだ勝ってないからそれに満足せず頑張って」というメールを試合後に父親から送られ、その労をねぎらわれた。22日はファンから自身の写真が載っていたということで、最新号の『エルゴラッソ』を渡されるなど、その活躍はファンの記憶にも鮮明に残っている。
そんな楠元がデビュー戦で一番うれしかったこと。それは多くのサポーターから自分の名前を呼んで応援してもらえたことだ。「自分の名前を呼んでもらえるのが本当にうれしくて」と本人が語るように、三ツ沢の地で熱い声援を受けたことは一生忘れられないモノになっている。「力になると思いますし、本当に有り難い」(楠元)というサポーターの熱い声援を何度も受けられるように、若武者は日々トレーニングを積んでいく。
(横浜FC担当 松尾祐希)
2015/04/22 18:28