小雨が降る中で行われた8日の練習は攻撃に重点が置かれた。ここ数試合、相手の守備を崩せない場面が多く、その課題解消に向けて和田昌裕監督は「みんなで攻撃のところを共有して、もう少し形を作っていきたい」と狙いを語っている。
ピッチ上ではスムーズな展開からゴールネットを揺らす場面も見られたが、内田恭兵が「練習でも上手く行かないこともあった。パスの質を上げていかないといけない」と話したように、継続した取り組みが必要だ。山口智も「(相手の)DFを見てプレーできていないことが多い。実戦になれば違ってくるだろうが、練習から気を使えるかどうか。そこは個人の問題」と指摘している。
また、ゲーム形式ではこれまで出場機会の少ない選手にもチャンスが与えられた。6日の練習試合ではサブ組が活躍しており、和田監督も「“可能性はありますよ”と(選手に示すことで)意識を高めたい」と先発やサブの入れ替えを示唆して、競争意識を煽っている。
(京都担当 雨堤俊祐)
2015/04/09 07:00