明治安田J2第5節・札幌戦(2○1)でJリーグデビューを飾った内田恭平が、2得点に絡む活躍を見せた。
内田は今季、関西大学から加入。開幕戦から全試合にベンチ入りし、今節は敵地での中二日という状況に加えて「対札幌で彼のスピードは攻守で生かせる」(和田昌裕監督)という狙いもあって左SBで初先発を果たした。
前半は守備に追われたが、後半からスピードに乗った攻撃参加が増えていき、64分の先制点につながるFKをドリブルで獲得。65分には左足のクロスで大黒将志の追加点をアシストした。
このクロスについて2日の練習場で、現役時代に左サイドのアタッカーとして活躍した鈴木慎吾強化部スカウトから冷やかしの言葉が飛び、内田も恥ずかしそうに笑っていたが「(縦に)持ち出そうと思ったけど、中でオグリさん(大黒)の姿が見えた」と機転を利かせたプレーだったことも明かした。「結果が出て自信になるが、これを最低限のベースにしていきたい」と向上を誓っている。
(京都担当 雨堤俊祐)
2015/04/03 07:00