前節の大分戦(2○0)において本誌では西田剛をマン・オブ・ザ・マッチに選出。ゴールに絡むプレーはなかったものの、前線へと供給されたロングボールなどに対し、持ち前のガッツ溢れるプレーで対峙する選手に競り勝ち、90分間を通じて攻撃の起点になり続けたことを評価した。
そのプレーには敵将の大分・田坂和昭監督も「西田に勝てる選手がうちにはいなかった」とお手上げ状態であったことを試合後の会見で明かしたが、そのコメントは西田にも届いていたようで、これには本人も「めっちゃ嬉しかった」とニンマリ笑顔。今季はここまでシャドーでプレーすることが多かったが、大分戦では“本職”の1トップで出場し、「(1トップでのプレーは)楽しかった。やっぱここだなと思った」(西田)と水を得た魚のごとく生き生きとプレーした。
望まれるゴールについても「(自分の)ゴールは二の次。チームが勝てれば良い。まわりに俺のおかげで取らしてやってるくらいの気持ちで(笑)」と発言も“主将らしく”大人びてきている。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/04/09 07:00