3月18日のACL広州恒大戦で負傷した小笠原満男の診断結果が、右膝内側側副靭帯損傷全治4週間と発表された。公式戦5連敗と苦しい状況で精神的な支柱である大ベテランを失うのは痛い。明治安田J1・1st第3節・名古屋戦は、若い選手たちの力が試される試合となった。
代わりにボランチの一角に入るのは広州戦でも急な出番に慌てることなくゲームに入った梅鉢貴秀となるだろう。広州戦を「急な出番というのはあることやし、そういう準備はしてるんで」と振り返り、名古屋戦に向けては「そんなに内容が去年に比べて悪いとは思わないし、そんなにバタバタしてる感じもチーム内にもない。一つ勝てば状況を変えられると思うし、結果が出ればすべて変わってくると思う」と抱負を述べた。
柴崎岳を中心とした92年組の4人は揃って先発することになるだろう。彼らにはチームの中核として苦しい立場のチームを勝利に導く活躍が求められている。それを示すように梅鉢は連敗についても冷静な視線を向けていた。
「何点取られても運が悪いときはそういうこともあると思うし、それを上回る得点をすればいい。点が入りそうになかったらみんなで耐えればいいし。そういう流れがあると思うので全員の気持ちを統一して試合をしたいと思います」
(鹿島担当 田中滋)
2015/03/21 19:41