19日に発表された日本代表31人に選ばれた太田宏介。「吉報が届けば、表情も明るくなる」と笑顔で話す。現在抱えている左足太ももの痛みも今週になって緩和。週末の明治安田J1・1st第3節・神戸戦への出場もできそうだ。
ハビエル・アギーレ前体制に続き、今回も日の丸を背負って戦うことについて、「自分はまだまだアピールし続けないといけない立場。今回は試合に出てしっかり結果を残したい」と強い眼差しで語る。そんな太田に、ある激励が届いた。
「今日、実は都並(敏史)さんから連絡が来て。そこで『ハリルホジッチ監督はアルジェリア代表時代、クロスの精度が高いSBを起用していた。だからしっかりアピールして来い』と言ってもらえた」
都並氏は、太田がかつて横浜FCでプレーしていた当時の監督(08年)で同じ左SBの大先輩。才能のあった太田を都並氏が目をかけて育て、その後太田は清水に移籍し大成した。いまでも常に厳しくも愛のある意見を言ってきてくれるかつての師を、太田は「自分のSBのお手本のような人」と語る。今回も早速有り難きアドバイスを受けることができた。
「自分の特長は左足のキック。自信と自覚を持って今回は代表に行きたい」。
今回代表に招集されたSBにはケガを抱えている選手も多い。大きなチャンスを迎えた太田。恩師の期待を背に、23日から始まる代表合宿へ向かう。
(FC東京担当 西川結城)
2015/03/21 07:00