開幕戦(新潟/2○1)で先発出場し、同点弾となる豊田陽平のPKシーンを演出するなど勝利に貢献した谷口博之。「内容は全然、納得できないけど個人的な球際の寄せは去年より良くなってきている」と一定の手応えも得たようだ。
そんな谷口だが今季から導入されたトラッキングシステムでのデータによると開幕戦での走行距離は9.95㎞ながらスプリント回数(時速24㎞以上のランニング)が何と2回。この試合で先発したフィールドプレーヤーの中で最少の数字となった。そのことについて本人に尋ねてみると「おかしくない?(笑)ちゃんと調べてみてくださいよ」と記者へ再調査を要求していた。スプリント回数は少なくとも約10km走っているあたりは決して動きが少なかったわけでもないのだろう。一所懸命に走っても時速24㎞に達しない説も浮上しているが谷口の場合、データに表れにくい選手のような気もしてくる。データが積み重なってくる今後に注目したい
(鳥栖担当 杉山文宣)
2015/03/10 15:53