今季は開幕前のケガの影響もあり、出遅れ右サイドのレギュラーの座をペク・ソンドンに明け渡す形となっている水沼宏太。ナビスコカップ・新潟戦では先発が期待されるが現状のチームについて「チームとしての戦い方は全体としては変わっていないけどなかなかトヨくん(豊田陽平)が生かされていないし、サイドからの攻撃でも厚みが去年よりは少なくなってしまっている」と分析する。鳥栖の特長でもあるクロス攻撃は水沼が得意とする部分でもある。だからこそ、「自分の良さがチームの良さにフィットしていけばいいし、各々がパワーを出せるように自分が影響を出していきたい」と話す。
チームの状況に関わらず、練習場では最も声を出し、チームの雰囲気を盛り上げている。チームの明るさの発信源とも言える水沼の見事なミドルシュートで新潟戦前、最後の練習は打ち上げとなった。停滞するクロス攻撃の活性化へ。右サイドから水沼がエネルギーを発信してくれるはずだ
(鳥栖担当 杉山文宣)
2015/04/07 18:00