今季から導入されているトラッキングデータはチームに新たな視点を与えている。
村田和哉は「データが出るのは面白い。でも、次からはやばいな」と笑顔で話す。選手の動きが数字で表れるため、毎試合気を抜くことができない。開幕戦・鹿島戦(3○1)のスプリント回数ではリーグ3位の33回と堂々の数字を残した村田だが、「自分としてはそれほど走っているとは思っていなかった」と不思議だった様子。「まだまだ走れたと思う。次からはスプリント回数はリーグトップを狙っていく」とさらなる目標ができたようだ。
今季から先発を狙い、オフから走り込みを続けていた村田にとって、90分間プレーできることを数字でも証明できたことは大きい。9日、村田は出場しなかったが清水は東海学園大学と練習試合を行い、ウタカが3得点、デュークが1得点と結果を残しておりFWのポジション争いは激化が予想される。それでも「切磋琢磨したい」とさらなる成長を目指した。
(清水担当 田中芳樹)
2015/03/09 19:56