「うわっ!雪やん。3月やで・・・」と安田理大がぼやきながら帰路についた10日のいぶきの森球技場。みっちりとしたゲーム形式の練習を行い、サブ組も元気なプレーを披露した。
そんな一人が田代容輔だ。開幕前の北九州とのプレシーズンマッチでは徳重健太のフィードキックから1得点。持ち味の快速を生かし、冷静にGKを見て決めたゴールだった。
ただ、「最近のゲーム形式の練習であまり絡めていない」と悔しさをあらわ。「去年の練習試合の前、安達監督に『出場させられなくて申し訳ない。でも、腐ったらもっと出られなくなる』と言われた。そのことが強く印象に残っている」と、自身が大切にする言葉を教えてくれた。
選手の誰もがネルシーニョ監督に“見られてる”ことを実感する今季。田代もまた、「だからこそコンディションを保って、いつでも出れる準備をしてます!」と虎視眈々。集中力を研ぎ澄ましている。
(神戸担当 小野慶太)
2015/03/10 16:47