「え!? 本当に!?」。FW興梠慎三がそう驚いたのは、仙台に所属するFW柳沢敦の現役引退についてだった。
4日のトレーニング中に発表された鹿島時代のチームメートの引退を報道陣に聞かされた興梠は、「もっと見たかった。ヤナさんを目標にやってきたので目標だった選手が引退するのは寂しいけど、一緒にやってきたのは大切な財産だから、それを生かせるように自分も頑張っていきたい」と柳沢の引退と惜しむとともに、受け継いだものを今後に生かすことを誓った。
そして自ら、3日に発表された鹿島に所属するMF中田浩二の引退にも言及。「浩二さんとも仲が良かったので、凄く寂しかった。欲を言えば対戦相手でもいいからまた一緒にプレーしたかった」とやはり寂しげだった。
自身は現在、強行出場した第32節・G大阪戦(0●2)以降、トレーニングに参加できない状況が続いている。「優勝が懸かっている試合だから、それだけに集中してやっていきたい」と話したものの、最終節・名古屋戦の出場は極めて難しい状況のようだ。
(浦和担当 菊地正典)
2014/12/04 18:18