第32節・C大阪戦(3△3)では、コイントスの結果、C大阪がエンドを変えた。渡邉晋監督は「われわれも試合前に『風向きなどの要素を考えよう』という話をよくしていますが、あの試合では、あれだけ入った仙台サポーターの存在が大きかったのでは」と考える。
2013年のJ1でも仙台のホームゲームでは、大宮、湘南、大分がエンドを変えた。客席とピッチが近いスタジアムで、仙台サポーターは迫力ある声援を送る。C大阪戦では今季最多となる19404人がユアテックスタジアム仙台に詰めかけたこともあり、迫力は増していた。「僕たちにとっては本当に心強い存在。だからこそ勝ちたかった」と関憲太郎が振り返ったように、チームとしては多くの後押しを受けた中で引き分けに終わり、悔いが残った。
次節・徳島戦は、今季のホーム最終戦だ。「圧倒的な“ホーム感”を出してくれるサポーターのために、今度こそ結果で恩返ししたい」と赤嶺真吾(写真中央)も、勝ち点3とJ1残留をこの試合で達成しようと意気込んでいる。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/11/26 18:48