26日の練習後、ピッチ上でカカウと酒本憲幸が何やら楽しげな雰囲気を醸し出していた。
しばらく様子を見ていると、酒本が普段、試合でよく見せるドリブルのフェイントをカカウが実演。「すわっ、ドイツ代表選手に技を伝授か?」と思い、練習後の酒本を直撃すると、「カカウにドリブルを教えてもらおうと行ったら、『お前、この技、よくやってるよな』って(笑)」と、カカウに先制パンチを浴びたようだった。
この日のカカウは練習でもキレのある動きを見せ、見守った大熊裕司監督も、「元気だったね。ありがたいこと」と話した。
前節のJ1第32節・仙台戦は、93分にカカウのスーパーミドルが決まり、劇的な同点で試合を終えた。「カカウが何とかつないでくれた。あの引き分けを今節、みんなでつなげていきたい」とは楠神順平。ピッチ内外で雰囲気を高め、C大阪は負ければ降格が決定してしまう瀬戸際の戦い、今節のJ1第33節・鹿島戦に挑む。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/11/26 18:59