6日に行われたJ2第30節・千葉戦(3△3)の後半に2得点を奪って逆転した後、川勝良一監督は守備を補強するためにDF高橋祐治の投入準備を進めていた。だが、高橋が第4審判と共にピッチ脇で交代を待つ間、ピッチ上ではセットプレーから失点を喫してしまい、状況が変わったことで選手交代も無くなってしまった。
天皇杯3回戦・名古屋戦(0●4)で京都での公式戦デビューを飾った高橋だが、リーグ戦では未だ出場機会がない。直前でJリーグデビューが立ち消えになったが、本人は「気にしてません。いつか、“あんなこともあったな”といいネタになるかもしれませんね」と笑顔で話す。
今季序盤はJ3のJリーグU-22選抜に選出されることも多かったが、最近はクラブでリザーブに入り続けており、川勝監督も期待を寄せる選手の一人だ。14日に行われるJ2第31節・群馬戦に向けても、「もし出番があれば無失点、そこだけに集中したい。(元京都の加藤)弘堅くんがいるので、うまくゲームを作られないようにつぶしに行きます」と意欲を見せた。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/09/13 15:40