10日に行われた関西ステップアップリーグのC大阪戦、京都は2-1で勝利した。J1が中断期間中ということもあり、ほぼベストメンバーだったC大阪に対し、京都は前日の9日にJ2第40節・富山戦(1△1)を戦っているため、主力選手抜きで若手選手を中心に戦い、先制点を奪われながらも逆転勝利を収めた。
川勝良一監督は2ゴールで勝利の立役者となったFW三根和起を例に挙げ、「コツコツやっているのが形に出た。(これまで決定機で)外しまくっていたけれど、あとはキッカケだけ。へこみそうな時でも意欲を失わないし、継続することの大切さを身を持って示してくれた」と評価している。
三根は、10月27日の神戸戦に続いての関西ステップアップリーグ戦でのゴール。本人は「練習が全て。チームを底上げできるように頑張ります」と静かに語るに留まったが、いつも叱咤激励やアドバイスを送っている森下仁志コーチは「やっときたね!でも、まだこれからだよ」と笑顔で話していた。
今季は残すところ2試合だが、前節3カ月ぶりに先発した伊藤優汰に続いて「メンバーに食い込む選手が出てきて欲しい」(川勝監督)という指揮官の思いに応える選手は現れるだろうか。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/11/15 07:00