前節・長崎戦(△1-1)の流れを変えたのは背番号9だった。
前半を0-1で折り返した磐田は、後半開始より山崎亮平を中盤の左サイドに投入。持ち前のドリブル突破で相手守備陣を脅かした。同点ゴールは67分。相手ゴール前で細かいパスをつなぎ、最後は松井大輔のパスを受けた山崎亮平が右足で冷静に流し込んだ。「ダイさんが良いボールをくれた」(同選手)。
また、苦手な守備でも奮闘。「守備は(左SBの)ツボさん(坪内秀介)に任せていた」と謙遜するが、自陣の深い位置まで戻り、体を張って相手のクロスをブロックした場面も。勝ち切れず、試合後は「まだまだミスが多い」と反省を口にしたが、闘志あふれるプレーでチーム全体を刺激したことは間違いない。
残り11試合で、J1自動昇格圏内となる2位・松本との勝ち点差は『9』。「厳しい状況だとは思っている」と前置きした上で、「その中でも勝っていかないと。プレーオフのことを考えるのは早い」と言い切る。
20日は4位・北九州との直接対決。再びサイドから敵陣へ切れ込む。
(磐田担当 南間健治)
2014/09/18 12:01