前節、大宮に敗れて(J1第23節・1●2)無敗記録も9試合で途切れてしまった。アジア大会に出場しているU-21日本代表に植田直通が招集されていることもあり、ここ2試合に先発した山村和也はチームを勝利に導けなかったことを悔いている。
「いまは4位ですけど、入った(第22節で先発した)ときは3位だった。少しでも優勝に近づけるようにと思っていたのに本当に悔しい」
大宮戦では泉澤仁のシュートを胸に当てたこぼれがムルジャの目の前に転がってしまう不運にも見舞われた。この日の泉澤は、一度足を止めてからの動き出しが抜群に速く、鹿島の各選手は手を焼いていた。山村も最初のプレーで泉澤と対峙しているが、そのときは速さでかわされクロスを許した。山村はそのことを、失点と同様に悔やんでいた。
「体をはって、意地でもセンタリングをあげさせちゃダメだった」
今季も失点が多いが、その多くは細かなミスが積み重なってのモノ。気持ちを感じさせるコメントから山村の強い決意が感じられた。
(鹿島担当 田中滋)
2014/09/18 13:00