今節の対戦相手となる岡山は、松本にとって地域リーグ時代から選手の移籍などで関係の深かったチームの一つ。玉林睦実も、岡山で活躍後に松本に新天地を求めた選手の一人だ。「古巣ということでよく知っているが、年々チームのまとまりが良くなっている。選手も意思の疎通ができていて、やっていることがハッキリしていることも強み」と、現在6位と上位争いの直接のライバルとなる岡山を警戒する。
一方、古巣ということで愛着があるのも事実のようだ。トップチームの指揮を執る影山雅永監督には「コーチ時代に助けてもらった」と感謝の言葉を口にし、「知っている選手やサポーターの方も多い」と今節をいまから心待ちにしている。
昨季までは不動の右ワイドとしてフル回転してきたが、選手層も厚くなった今季は出場機会に恵まれているとは言えない。玉林自身も「なかなか試合に絡めていない不甲斐ないシーズン」と唇を噛むが、だからといって下を向いてはいないのが、彼らしいところ。「日頃から危機感を持って取り組めているし、練習試合でもいろいろなカテゴリーの相手と対戦して、良い経験をさせてもらっている。試合に出られたら成長した姿を見せたい」と燃えている。
(松本担当 多岐太宿)
2014/09/11 13:44