前節・松本戦(0△0)で“DFデビュー”を果たした久木田紳吾。0-0の緊迫した状況の中、鎌田翔雅の負傷による急きょの出場となり、「かなり緊張しました」と言うが、影山雅永監督は「そつなくこなしてくれた」と高評価。久木田本人も新たな自分の可能性を見いだしている。
久木田は自分の特徴を客観視してプレーに還元することができるクレバーなプレーヤーだ。「体の線が細いし、高さももう少し欲しい。連係はこれからやっていかないと」とDFとしての課題を自分で認識しながら、「1対1で負けないところとか、スピードで裏を取られないというところは自信がある。もっと良いDFになれる気がしている」と手ごたえを十分につかんでいた。
岡山はディフェンス陣に負傷者が相次ぐ厳しいチーム事情を強いられているが、守備組織は崩れずに高い安定感を保ってきた。DF・久木田もチームを支える頼もしい戦力になりそうだ。
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/06/11 18:53