決してうまいタイプの選手ではないが、その果てぬ運動量と体の強さはチームでも出色。「自分の仕事は走って陰からチームを支えること」と、あくまでも脇役だと口にするが、主役の存在感を示す試合も多く、開幕からここまで右ワイドのポジションを守り続けているのが玉林睦実。
今節対戦する岡山は古巣であり、「プロとしてのキャリアをスタートしたチームで、言葉では言い表せないくらい感謝している」と強く意識しているが、そこはプロ。自らの役割を遂行する構えだ。
そんな玉林の背中をさらに押すのは、愛娘の存在だ。まだ4カ月ということで父親の勇姿を知るのはこれからだが、「これまで2回アルウィンに観に来てくれています」と笑顔を見せる。
愛する“サポーター”のために、今節も玉林は走り続ける。
(松本担当 多岐太宿)
2013/06/06 20:33