川崎F戦を目前に、前半戦での対戦について聞いた。高崎寛之は「前半戦で最も内容が悪かった試合。あれだけパスをつながれて何もできなかったのは屈辱的だった」と言い、福元洋平は「一番やられたというか、何もできず悔しい思いをした」と言う。
それは、0-4という数字以上に、攻守ともに苦しい一戦だったということをあらためて感じさせた。しかし、徳島はあれから約5カ月を経て、新たなチームへと進化した。3バックでの戦い方の確立、新選手の加入、試合で勝利をするというきっかけ…とさまざまな要因があるが、やはり選手たちが受けた悔しい思いが一番の原動力になっていることは言うまでもない。
「あの日から、どれだけ修正できたかどうかは、やってみないと分からない。でも、あの時の借りはアウェイで返したい」(高崎)。
確かに、それほどJ1は甘くない。しかし、やるなら勝ち点3を狙うのみ。チーム一丸となって、前半戦の雪辱を果たす。
(徳島担当 柏原敏)
2014/09/11 09:32