現在の順位は20位と低迷している東京Vだが、後半戦が始まってチームの調子は悪くない。上位陣相手でも臆することなく戦い、勝ち点を拾えるようになってきている。そんなチーム状況は試合に出場していないメンバーにとっても良い刺激になっているようだ。
「同じ年代の選手がリーグ戦で結果を出しているのは刺激になっている。相乗効果がある。同じ気持ちを味わいたいと思っている」(舘野俊祐)と、トレーニングマッチや練習でも気持ちの入り方は違うと選手は口にする。
三浦泰年監督は「当然、同じコンビで試合をこなせばコンビネーションは良くなるが、選手一人が代わっただけでそれが崩れてしまうのではもろい」と話し、さらなる競争が大事と続けた。
今季前半21試合で3勝のチームは後半6試合ですでに3勝と目に見えて結果が出ているが、夏場も終わりに近づき、現在コンスタントに試合に出場している選手たちに疲労が溜まってこないとは言い切れない。ここから順位を一つでも上げるためにはチームとしての底上げは必ず必要なことだろう。
(東京V担当 柴原貴彦)
2014/08/20 15:43