23日(金・祝)に東京・国立競技場で行われたJ1昇格プレーオフ決勝は、大分トリニータが1-0でジェフユナイテッド千葉を下し、J1復帰を決めました。レギュラーシーズンでは6位だった大分トリニータが“下克上”を達成する形で、Jリーグ初の試みは幕を閉じています。
かつて大分に所属していた深谷友基選手も大分のJ1昇格を喜んでいる一人です。28日の練習後に祝福のメッセージをお聞きしましたのでご紹介します。
「(86分での決勝点という)劇的な勝ち方で感動しました。知っている選手もいましたし、またJ1の舞台で一緒に戦えることがすごくうれしい。いろいろな苦労がある中で勝ち取ったJ1昇格。本当におめでとうございます。ミヤさん(宮沢正史選手)やダイキ(高松大樹選手)さんには『おめでとう』とメールを送りましたが、『ありがとう』と返信がありましたね。大分の最後まであきらめない気持ちが良い結果を生んだのかなと。集中が切れなかったし、大分らしい一体感がゲームの中でも随所に見られた。試合は大分が守ってカウンターという展開でも、前線でなかなかボールが収まらずに難しい試合かなと思ったけど、決定機で点を取れて良かった。また同じJ1の舞台で一緒に戦えることを楽しみにしています。(09年に大分の降格が決まったときに、対戦相手だった京都の得点者である林丈統選手が決勝点を決めましたね?)何の因果か…。林選手は何か持っているのでしょうか」
また、劇的な決勝点を奪った林選手と、京都サンガF.C.でともにプレーしていた渡邉大剛選手は、林選手のループシュートにうなった一人です。「ゴールを決めて、昇格も決まってすぐにタケさんにメールしました。あの局面でループを打つなんてヤバイ。ボールが少し浮いたから、タケさんだったらループを打つかなとは思ったのですが。確かに練習でもよくやっていたことを思い出します。タケさんはシュートのセンスがヤバイ」。
大宮アルディージャも前節・ジュビロ磐田戦でJ1残留を決め、極限の残留争いを勝ち抜きました。来季は“ライバルクラブ”として、大宮は大分と対峙することになります。
(大宮担当 郡司聡)
2012/11/28 20:20