14日の練習での紅白戦は緊迫感があり、球際の競り合いはとても激しく、それぞれの選手のプレーは積極性に満ち、とても質の高いものとなった。
FW池元友樹は「監督から言われたわけではないが、岡山戦の重要性を各選手が感じているからかもしれませんね」とその理由を分析してくれた。
さらに、サブ組の姿勢が大きく影響していたのも確かなこと。水分補給のブレイクタイムに意見交換をする輪がピッチのあちこちにできるのはそうそうあることではない。サブ組がそこまで高い意識を持つ理由をMF井上翔太は次のように語ってくれた。
「個人的には、最近はベンチスタートが続いているから先発出場に向けてアピールをしたいという気持ちがある。今日の紅白戦でサブ組に入ったということは岡山戦の先発は難しいのかもしれないけれど、その後には天皇杯の横浜FM戦が控えている。やっぱり、J1チーム(横浜FM)との試合でプレーしたいという気持ちは強い。でもそう思っているのは僕だけではない。だから、今日の紅白戦が緊迫感のあるものになったのでは」
4位に返り咲くチャンスがあるリーグ第27節の岡山戦、天皇杯3回戦の横浜FM戦(8月20日)、そしてバトルオブ九州となるリーグ第28節の長崎戦と、日程的にハードな3連戦を控えて、チームのムードは上昇中。特に岡山戦と長崎戦のホームゲームで、チーム内にある『熱』をぜひ感じてほしい。
あ、それと岡山戦の試合後には600発の花火が打ち上がる予定なので、本城陸上競技場まで足を運んで夏を満喫していただきたい!
(北九州担当 島田徹)
2014/08/14 16:00