J1第19節・FC東京戦の試合中に負傷交代した山口蛍だが、検査の結果、右ひざ外側半月板損傷の全治6週間と診断された。勝利から遠ざかるチームを好転させるべくピッチで奮闘を続けていただけに、本人の心中は察するに余りある。13日、山口と同期である丸橋祐介と、後輩の扇原貴宏が、山口への思いを寄せたコメントを残した。
「大黒柱がいなくなった不安も多少はあるけど、ボランチに入る選手は誰が出てもやってくれると思う。(負傷後、山口とは)軽くだけ話した。『頑張ってくれ』と。蛍のためにも負けられないし、頑張りたい」(丸橋)
「こういう時こそチーム全員の力が必要。蛍くんが一番悔しいと思う。勝って、安心させてあげたい。(山口選手が怪我で長期離脱するのは初めてだと思うが?)本人も、『初めてやわ』みたいな感じでしたけど、表情には出さない人なので…。ただ、内心は絶対悔しいと思う。みんなが、“自分がやる”という気持ちを出して戦わないといけない」(扇原)
どんな時も弱音を吐かない山口だけに、チームメートにも多くを語った様子はなかったが、普段の試合を通して、彼のチームにかける気持ちは十分過ぎるくらい、皆に伝わっている。今節のJ1第20節・川崎戦における勝利という結果で、良い報告を届けたい。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/08/13 15:28