前節の第25節・栃木戦(2○1)で先制ゴールを挙げた岡村和哉。CKからのこぼれ球を叩きつけるように蹴り込んだ。地を這うようなシュートはゴールポストに当たり、パチンコ玉のように相手GKの足にも当たってゴールへ吸い込まれた。直前の攻撃がポストに嫌われていただけに、悪い流れを断ち切ったことは間違いない。勝利後のヒーローインタビューで「真面目に答えようとしたが、笑顔が抑え切れなかった」と言うほど、岡村自身にとってもスーパーゴールだった様子。試合後、携帯電話を開くとヒーローインタビューについて「笑顔がこぼれてたぞ」といった内容で、20件以上のメールが届いていたそう。
栃木戦で放ったミドルシュートは、抑えの利いた素晴らしいモノだった。その理由を尋ねると「寝る前に海外選手のスーパーゴールを携帯で頻ぱんに見ていたからかもしれません。どうやって蹴っているのか自分なりに考えて見ています。サッカーを見ながら寝てしまうこともあります」と話した。そう、岡村はYouTubeが大好きなのだ! 映像を見て、イメージを高めながら眠りにつく。『岡村流YouTube睡眠学習』が、栃木戦のゴールを生んだと言っても過言ではない。
今節は前半戦のJ2第7節(1●4)で大敗を喫している熊本が相手。岡村自身も古巣・熊本を相手に2度も負けられない。今季初の連勝をつかみ、上昇の流れに乗りたいところだ。
(讃岐担当 柏原敏)
2014/08/09 07:00