思い思いにストレッチをしながら雑談にふけるのも、練習終了後の楽しみの一つ。サッカーはもちろん、ゴルフからドラマに至るまで、話題は多岐にわたる。
この日は08年インカレ決勝・早稲田大vs法政大の話になった。実はこの試合では、兵藤慎剛、鈴木修人、渡邉千真らとともに右サイドハーフで出場した松本怜と、本田拓也、市川雅彦、菊岡拓朗らとともに2トップの一角で出場した土岐田洸平が対戦している。話すうちに、土岐田の脳裏に焼き付いていたブチ抜きドリブラーが松本だったことが判明し、土岐田が歓声を上げるシーンもあった。
その後なぜか話題は卒業論文へ。社会学科だった土岐田も2万字の卒論を書き上げた思い出を語ったが、そこへ「2万字って何!? オレ、そんなの見たことない!」と面白そうに割り込んだのが、高校からストレートでプロ入りした高松大樹。いつも漫画を数冊持ち歩いている高松に「いや、あなたなら絶対読んでます!」と、その場の誰もが心の中で突っ込んだ名場面だった。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/07/29 18:57