天皇杯の2連勝で勢いをつけ、リーグ再開。いまは最下位だが、オプションや様々な選択肢を増やし、残り12試合での巻き返しに臨む。
11日の居残りシュート練習で気持ち良いほどネットを揺らしていたのが“レイチェル”こと松本怜。本人は「あれは“デルピエロ・ゾーン”と呼んで子供の頃から練習していた、もともと得意のコース」と涼しい表情だったが、今後“チェルピエロ”の躍動に期待を持たせる決定率だった。
天皇杯2回戦・長崎戦で口の中を負傷し4針縫ったという若狭大志も「最初は食事にも苦労したけど、もう大丈夫。たくさん喋ります」と元気。13年の人生初ホチキス&初テーピングに続き、試合中の負傷を乗り越えてまた一段とたくましくなった。
高松大樹も「個人的なコンディションは上向き。どういう状態にしても試合に出ればアドレナリンが出る」と意気込むなか、主将のダニエルは「相手に勝つには相手より1点多く取ることだね」と実に理にかなった一言を残し帰って行った。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/09/11 19:30