ブラジルW杯で日本代表のグループステージ敗退が決定したことを受けて、柱谷哲二監督は「選手とスタッフは4年間いろいろなモノを犠牲にして取り組んできたから、相当悔しい気持ちがあると思う。本田圭佑のように現状の力を認めて、もう一度奮起してもらいたい」と感想を述べた。
同時に日本サッカーの今後についても言及。「いまのままでは何も変わらないと思う。ここで改革も必要なのでは。キャリア組(現役時代日本代表で活躍した選手)を日本サッカー協会がうまく取り入れて、いまこそ日本サッカーが一つになって未来について考えないといけない」と語り、その一つの策として名波浩氏や宮本恒靖氏らの名前を挙げて、「そういった若い人材を代表のコーチに置いてはどうか」と提案した。
「今回のW杯を現場レベルで総括できる日本人がいない。それでは日本サッカーの未来につながらない。外国人監督の下に日本人コーチを置いて、育成などに還元していってもらいたい。世界での経験をムダにしてはいけない」と、日本人コーチ登用の必要性を説いた。
(水戸担当 佐藤拓也)
2014/06/27 15:13