ACLラウンド16第2戦の広州恒大(中国)戦でプロ初先発・初出場を飾り、無失点勝利に貢献した小谷祐喜。第1戦を1-5で落としている状況や、真っ赤に染まったアウェイの環境など、難しい試合となった中、落ち着いた見事なプレーを見せた。
15日の練習後に試合を振り返ってもらうと、「相手やアウェイを意識しないことはなかったけど、それよりもセレッソの選手としてピッチに立てた喜びのほうが大きかった。今までサッカーをやってきて初めて味わう感覚。この気持ちをもっと味わいたいと思った」と声を弾ませた。
そして、C大阪U-15時代の同期である扇原貴宏や、永井龍とともに出場したことも「心強かった」(小谷)という。扇原からは、「『オレのデビューもACLやで』と言ってもらった」(小谷)ようだ。
「試合前のロッカールームでは隣でガッチガチに緊張していた(笑)」と小谷について証言した永井は、「90分出て勝てたことは良かった。個人的には、体を張る、走る、ということは当たり前のこと。点を取りたかったので、そこができなくて悔しい」と試合を振り返った。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/05/15 23:02