第8節はアウェイ湘南戦。ともに昨季J1で戦い1年で降格した同士の対戦となる。
奇しくも昨季のアウェイ戦も同じ4月20日。互いにリーグ戦未勝利で臨んだ雨の昇格組決戦は、2-1で湘南に軍配が上がった。
高精度のフィードで得点の起点となった高木和道も、1年前の苦い敗戦を振り返る。3バックの右で先発し、途中から中央に持ち場を変えて二つのポジションで湘南のハイプレスと対峙した。「特にシャドーは速く、間合いも詰めてくる。その経験を練習でチームメートに伝えた」。
昨季までは3バックシステム同士。中盤の立ち位置をズラして相手を混乱させ、互いに弱点となっていたボランチ脇のスペース対策を考えるなど、田坂和昭監督も戦術を凝らしてきたカードだ。
今季の大分は4バック。「失い方が悪いとカウンターの餌食。球際で負けてはいけない」と高木。前節、千葉に大勝して開幕7連勝とますます勢いに乗る暴れん坊の下へ乗り込む。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/04/19 08:30