
「何それ、面白そうじゃん」
この本、「笑えるJリーグあるあるコレクション」を見るなり、そう話しかけてくださったシュナイダー潤之介選手。
「どうぞ!」とお渡しすると、パラパラとページをめくって「あるある!」、「面白い!」を連発してくださいました。
特に注目して読まれていたのが、「J2あるある」、古巣である「ベガルタ仙台あるある」、それに「サガン鳥栖あるある」のページ。
「仙台あるある」では、「左SBのクロスに右SBが合わせて得点」に「あったあった!」と興奮。「オレがいたときは、田ノ上のクロスに菅井が合わせてゴール、なんてシーンがありました。後ろから見ていて『すげーな』って。菅井本人が『オマエなんでそこにいるんだゴール』って話してましたからね」と、当時の思い出話も披露してくださいました。
「鳥栖あるある」では、「アウェイサポに、必ずベアスタを褒められる」に共感。「ちょうど昨日、矢部次郎(元鳥栖)と話してたんすよ。あのスタジアム、良かったよな、懐かしいよなって。練習場が見つからないときは、スタジアムの中にあるアップで使う人工芝のところで練習したりしました」。さらに「試合前は鳥栖駅で『かしわうどん』」というネタにも言及され、「選手も食べにいくんですよ」と教えていただきました。
「J2あるある」では、「昇格請負人(神)、岡山一成」を見て、「そうそう!」とひと笑い。「柏でやってた『岡山劇場』のマネして、『シュナイダー劇場』を仙台でやっていたら、本人が来ちゃった(笑)」という秘話まで飛び出しました。
サービス精神旺盛のシュナイダー選手は止まりません。それだけに関わらず、自ら「あるあるネタ」を披露してくださいました。
ここで、その一部を紹介いたします!
シュナイダー潤之介選手による……、
「ベガルタ仙台あるある」
『ベガッタ太さん、実は結構しゃべる(小声で)』
「『シュナ、今度飲みに行こう』って言われたことがあります(笑)。ガンガン、しゃべってますからね。近寄ってきて、ひそひそ声で話しかけてくるんです」
『ユアスタの帰りのバス車内、誰かが必ず仙台のチャントを歌っている』
「『ベガルタ仙台、GO! 行くぞ仙台〜』っていうチャント、誰かしらがバスのなかで歌っているんです。選手にも耳に残るんですよね」
続きまして、
「サガン鳥栖あるある」
『松本育夫さん(元鳥栖GM)、こっちが電話したのにずーっとしゃべる』
「まだ用件を伝えてもいないのに、ずーっとしゃべっているんです。『あの、あの…』ってなりますよね(笑)。それに、『松本育夫ですが』ってフルネームで電話に出る」
……いかがでしたでしょうか。仙台や鳥栖サポーターの方、ぐっときませんでしたか?
周りのサッカーファン(選手も)と会話が弾む、この「笑えるJリーグあるあるコレクション」。みなさんも、どうぞご一読ください!
Jリーグがもっと楽しくなる、サポーターのための「あるあるネタ」が満載! 日本唯一のサッカー専門紙エル・ゴラッソと人気漫画家・能田達規がコラボレーション! オモシロ、おかしく楽しめる1冊です。エル・ゴラッソ記者が総力を挙げて取材したコラムページも秀逸!
エル・ゴラッソ 編(エルゴラッソ)/能田達規 画(ノウダタツキ)
B6判変型176ページ/定価 998円(税込)
ISBN 978-4-408-45469-6
(横浜FC担当 田中直希)
2013/11/18 07:30