練習後には、シュートを打ち込み続ける東慶悟の姿がある。「アシストはあるけれど、ゴールが少ない。自分の課題に取り組んでいます。シオさん(塩田仁史)、ゴンさん(権田修一)、ヒロくん(廣永遼太郎)に付き合ってもらって」。シュート練習で意識しているのは「自分のタイミング、形に落ち着いて持っていくこと」だ。
FK練習も、積極的に行う。「FKの練習も、シュートとリンクすると思う」。彼のキック精度の高さを見込んで、FKキッカーに任命したランコ・ポポヴィッチ監督からの教えを頭に入れることも含めて、「課題を見つけて取り組まないと成長できない」と意欲にあふれる。
2日の練習で、東は何本も素晴らしいシュートをゴールに叩き込んでいた。練習の成果は確実に形となりつつあるが、「もちろん、それ(シュート)だけではない」という、自らの姿勢も変えていない。
「細かいところにこだわる」。
動きの質、判断の質、攻守の切り替え時などハードワークを怠らない。それが、東慶悟の真骨頂でもある。
FC東京の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(FC東京担当 田中直希)
2013/11/02 20:43