23日、浦和との決戦に敗れた鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督は、攻撃・守備に分かれて激しい練習を行った。ミーティングでは、ときに熱くなる場面もあったようだが選手を叱責するのではなく、落ち着いて悪かった部分を修正して次に向かう雰囲気作りをしたという。
退場処分により今節は出場停止となるダヴィの代わりに先発すると目される土居聖真も「雰囲気は悪くない。むしろ全然いい、切り替わっていると思う」と話す。ここ数試合、ベンチから試合を観ることが多かった土居だが、そのなかで感じたのは選手の距離感。「近くなかった」という問題点をセレーゾ監督も感じていたのだろう。練習では攻撃のバリエーションをいくつも提示しながら、ボランチがすばやくサポートすることを強調していた。
今節でもし敗れれば優勝戦線から完全に脱落する。しかし、「いつもどおり、全力を尽くすだけ」と土居。選手たちは目の前の試合に集中していた。
鹿島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(鹿島担当 田中滋)
2013/10/23 20:34