天皇杯3回戦・大宮戦では久々の先発で持ち味の運動量を生かした武井択也。与えられたポジションはどこでも遂行する背番号23ではあるが、苦手なものはやはり、存在する。「PKは蹴りたくなかったですね」。
大宮戦では、キックの順番は7番目だったという武井にとってPK戦は国学院栃木高時代のトラウマだ。「3年生の最後の選手権の予選で、キャプテンの僕が1番手で外して、結局負けた。それ以来、あまりいいイメージがないんです」。
高校1年生のときも武井は1年生ながらメンバーに入っており、このときも決勝戦でPK敗退。「回ってこないように祈ってました」と当時を振り返る。そんな過去の苦い思い出に続く敗退となった天皇杯だが、120分間フルに走り切ったことを「個人的には次につながる」と復調のきっかけをつかんだ様子だった。
G大阪の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/10/16 20:39