前節・G大阪戦で相手の攻撃の起点である左SBの藤春廣輝をマンマークし、見事に封殺してみせた廣瀬浩二。元来攻撃の選手である彼と近藤祐介がSBをマンマークで封じたことが、4-2の大金星を演出する一つの要因となった。
廣瀬が「サイドからのクロスはアーリークロスも含めてあまり入ってこなかったし、裏のスペースを使われることもほぼなかった。相手の速攻は抑えることができていた」と振り返ったように、その効果は特大だった。
もちろん、守備に労力を使うということは、攻撃に出るのが難しくなるということでもある。体力には定評のある廣瀬をして「ボールを取った後に駆け上がる距離がめちゃくちゃ長いのでしんどかった」と言わしめる、ハードな役割だった。
それでも「相手もそのぶんしんどいし、運動量で負けないように意識してやっていた」と言えてしまうのが廣瀬の強みだ。やはりこの男は、頼りになる。
写真=11日の紅白戦では、相手チームの左SBである三都主アレサンドロをマンマークする場面もあった
栃木の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(栃木担当 片村光博)
2013/10/11 17:22