前節・東京V戦で移籍後初めて左SBで先発した中野洋司。東京V・森勇介との1対1で優位に立ち、湯澤洋介のゴールもアシストするなど、“本職”で存在感を示した。栃木ではボランチ起用がメインだったが、「SBやCBのほうがプレーでの引き出しは多い」とも語っていた。その言葉どおりの活躍となった。
東京V戦での自身の出来について、「やれたところとやれなかったところ、収穫と課題とがあった」と振り返った中野。「今までも長い間やってきている」というSBのポジションでも、その向上心は変わらない。
「サイドで優位に立てれば中央でも優位に立てるので、そのためにドリブルやワンツーを増やしていければいい。まだまだ伸ばさないといけない部分があるし、もっとやれる」(中野)
ボランチでは黙々と仕事を遂行する姿が印象的だった中野だが、“本職”でのプレーでチームにさらなるプラスアルファをもたらしてくれるはずだ。
栃木の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(栃木担当 片村光博)
2013/06/26 19:42